番組配送機能について

番組配送機能の仕様です。(2.8.1-a16以降)
従来の機能を変更すると各所に影響が出るので追加機能としました。
また、従来の転送機能と重複するところもありますが、使い分けてください。

1.機能

各番組録音後、番組配送機能に従って、指定ディレクトリにコピー/移動する。

2.仕様

[8-6]番組配送(delivery.dat)に定義する。

1)機能のON/OFF

:dlvy
状態

状態 on:実行、off:停止

2)ユーザ指定

番組配送はユーザ単位で行うため、ユーザを指定する。

:dlvy_users
ユーザ1
ユーザ2
...

ユーザ  処理をわけるためのユーザ

3)番組配送先ディレクトリ指定

番組を配送するディレクトリを指定する。
ディレクトリは存在する必要がある。

:dlvy_ユーザ_タイプ_dir
ディレクトリ

ユーザ  dlvy_usersで設定したユーザ
タイプ  radiko, radiru, timefree, radiru_vod, radiru_gogaku
ディレクトリ 番組を配送するディレクトリ

4)配送番組指定

どの番組をどう配送するか指定する。

:dlvy_ユーザ_タイプ_コマンド
キーワード

ユーザ  dlvy_usersで設定したユーザ
タイプ  radiko, radiru, timefree, radiru_vod, radiru_gogaku
コマンド copy, copyf, move, movef
copy 番組をコピーする。配送先に同一番組がある場合はコピーしない。
copyf 番組をコピーする。配送先に同一番組があってもコピーする。
move 番組を移動する。 配送先に同一番組がある場合は移動しない。
movef 番組を移動する。 配送先に同一番組があっても移動する。
キーワード 指定する番組のキーワード
キーワードは予約の時と同一形式。
特別のキーワードとして、*を指定するとすべても番組にヒットする。
*はdelivery用に新たに追加したもので、予約では使用できません。

3.サンプル

1)radiko番組の局ごとの振り分け例を記述します。

1.TBSの番組
2.LFRの番組
3.それ以外

:dlvy
on

:dlvy_users
user1
user2
user3
#
:dlvy_user1_radiko_dir
/home/test/smbdir/TBS/
#
:dlvy_user1_radiko_move
TBS
#
:dlvy_user2_radiko_dir
/home/test/smbdir/LFR/
#
:dlvy_user2_radiko_move
LFR
#
:dlvy_user3_radiko_dir
/home/test/smbdir/other/
#
:dlvy_user3_radiko_move
*

2)家族用番組の振り分け例を記述します。

1.お父さん
2.おかあさん
3.自分

:dlvy
on

:dlvy_users
father
mother
me
#
:dlvy_father_radiko_dir
/home/test/smbdir/father/
:dlvy_father_radiko_copy
LFR,オールナイト,オードリー
#
:dlvy_father_radiru_dir
/home/test/smbdir/father/
:dlvy_father_radiru_move
深夜便
#
:dlvy_mother_radiko_dir
/home/test/smbdir/mother/
:dlvy_mother_radiko_copy
LFR,オールナイト,オードリー
:dlvy_mother_radiko_move
人生相談
#
:dlvy_me_radiko_dir
/home/test/smbdir/myself/
:dlvy_me_radiko_move
*
#
:dlvy_me_radiru_dir
/home/test/smbdir/myself/
:dlvy_me_radikoru_move
*
#

4.注意事項

1)番組予約と配送機能

番組予約は、キーワードにマッチした番組を予約するが、  この配送機能は録音した番組が配送する番組かどうかを検索する。  現在の録音データに関して処理するので、過去の録音データが処理されることはない。  例えば、timefree処理で、「この番組は録音済みです」となったものは処理しない。

2)移動先のディレクトリ

移動先のディレクトリが存在しない場合は何もしない。usersの記述の順番に処理を行っていくため、move設定の記述には注意が必要。  また、転送処理の後に実行するので、転送処理で移動を指定していると処理が無効になる。

3)ファイル名を検索について

  • 通常のキーワード処理より検索データが少ないので同一の検索結果にはならない。
  • 基本的に、チャンネルとタイトルファイル名の検索と考えたほうがいい。
  • 番組表データは予約時にしか持っていない。
  • 録音時はタグ用のデータしか持っていない。

5.その他

  • Linux/macユーザの場合は、ユーザを分けてrfriendsを実行する方法もあります。
  • 掲示板で質問、バグ報告等をお願いします。

以上

補足
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