データ管理について

rfriendsのデータ管理について説明します。

1.録音ごとの処理

番組ごとに以下の処理が行われます。

1)tmpdir

録音データは一旦、tmpdirに格納します。

2)usrdir

正常に録音されたデータはtmpdirからusrdirに移動します。
この時、タグ処理、イメージ処理、リネーム処理、タイムスタンプ処理を行います。

3)rftrans

rftrans録音データを指定ディレクトリにコピー(移動)します。

4)delivery.dat

delivery.datに基づいて、録音データを配送します。

2.clean処理時の処理

定期的にclean処理が実行され、その際に以下の処理が行われます。

1)usrdirのバックアップ(2.8.2-b3より)

usrdirの録音データで、指定日付以前のファイルをcopy/move/deleteします。

2)usrdir,rftrans_dir

usrdir,rftrans_dirの録音データの実容量が保存容量を超えていたら、
保存容量以下まで古いものから削除します。

3.usrdirのバックアップ(2.8.2-b3より)について

新しく追加したので、説明をします。
古いデータは聞かなくなるのでバックアップしたほうがいいのではないかと考え、機能を追加しました。

設定は、[9-1]パラメータ設定です。
一度、[9-1-3]で設定ファイルを更新してください。更新しても既存の設定は保持されます。

1)設定

; usrdirのファイルで指定日付以前のファイルをcopy/move/deleteします。movef(強制移動)を推奨します。強制移動とは移動先にすでにファイルがあっても移動させるという意味です。また、日付判定はファイルの日付で行います。
;
;  例:8日以上前のファイルを強制的に移動
; rfbackup          = 8            ; 0:off,n:on(1-31) ファイル日付n日以前が対象
; rfbackup_mode     = ‘movef’   ; movef,copyf,move.copy,delete(f:force)
; rfbackup_dir      = ‘/home/pi/usr3/’  ; ディレクトリ
; ——————————————
rfbackup = 8
rfbackup_mode = “movef”
rfbackup_dir = “/home/pi/smbdir/usr_bk/”

上記の設定で8日前のファイルを同一構造で強制的に移動します。

2)その他

バックアップ先は当然ですがusrdir内には設定できません。バックアップ先のディレクトリとしては以下のような場所を推奨。

usrdir       smbdir/usr2
rfbackup_dir smbdir/usr2_bk

外部USBをsmbdir/usr2_bkにマウントするとよいと思います。

4.問題点

その時々で機能を追加してきたため、一貫性に欠けているところがあります。

1.の3)4)は同時使用はしないほうがいいと思います。
2.の1)2)はバックアップ先によってはうまく動作しません。

上記2つの処理は、それぞれ1つをONにするほうがよいでしょう。

以上

補足
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